ゆるエシカル

ゆる~いエシカル消費やサステイナブルライフを試みています

てぬぐいとさらしを生活に取り入れる

てぬぐいとさらし

もともと、バスタオルのかさばり具合が苦手。毎日洗うと洗濯物が大量になるし、洗わずに干して何日も使うのも外では大きな声で言えないし……。そこで、バスタオルは全面廃止して、すべてフェイスタオルで賄うことにしました。身体と髪を両方拭くのは難しく、お風呂上りにはフェイスタオルを2枚使います。それでもバスタオルよりまし。

 

……だったのですが、てぬぐいいいな、と思い始めたんです。きっかけは、友人のお宅へ遊びに行ったとき、キッチンやトイレの手拭きとしててぬぐいが使われていたこと。「すぐ乾くから」と彼女は言っていましたが、タオルみたいに気持ちよく水を吸ってくれるのかな? と心配でした。

 

実際使ってみると、確かにタオルほど柔らかな使い心地ではないのですが、ハンカチみたいなものなので十分。それよりも何よりも、洗濯した後のカラッとした乾き具合とその速さに大変感動してしまったのです。

 

それで、てぬぐいを日常遣いしたい気持ちがむくむく。洗濯ごとに黒ずみ(洗濯担当の夫が濡れたまま放置してしまうので黒ずみやすい)、漂白してもそれほど落ちず、使うほどに風合いが損なわれ、濡れるともう台無し、なタオルを全面的に移行したい勢い。

 

まずは、自宅にあったてぬぐいをお風呂で使ってみます。1枚で拭けるのでしょうか……。お風呂上り、体についているしずくを手である程度はじいておきます。これだけでも結構水分減ります。その後に手ぬぐいで拭くと……。あれ、体だけなら1枚で十分。たくさん水を吸ってしまったら絞ればまた拭けます。絞って髪の毛を拭けば、1枚で何とかなりました。タオルのような「ドライでやらわかな質感に包まれる喜び」はありませんが、それはホテルなど非日常で楽しめばいいか、という感じ。何より、すぐに乾くのは心強いのです。

 

もともと、てぬぐいという商品には魅力を感じており、数枚持っていたのですが、使いどころがわからなかった。タオルのように使えるとは思ってもいなかったのです。でも、タオルと同じように使えて、さらにほかの用途もたくさんあるとなると、一気にてぬぐいに傾倒していきたくなります。

 

実は、キッチンでさらしを使うのが憧れでした。お寿司屋さんの職人さんが、まな板や包丁をさっとさらしで拭く。それで常に清潔を保っているのがとても素敵です。可愛い手ぬぐいを台布巾などに使うのはちょっともったいないので、安いさらしをふんだんに使ってやろう、と思い立ったのです。

 

最近、キッチンペーパーやティッシュペーパーをたくさん使うのになんだか疲れてきていた自分にも気づきました。もともと、台布巾を使っていたのですが、どうしても臭くなるので廃止したのです。でも、こんなにすぐ乾くさらしなら、匂わずにやりくりできるのでは……!! と、ほのかな、いや、強い光が差し込んだのです。

 

さらし(10m1500円くらい)をポチり、安いてぬぐい(3枚1000円くらい)を数枚ポチってから、夏のお祭りに合わせて実家に帰ると、近所にてぬぐいやさんがあることを知り行ってみることに(といっても車で30分かかるのですが)。次男を連れていくと、あれもこれも欲しい、と言われたくさん買ってしまいました……(せっかくそうならないようにさらしを買ったのに)。

 

足利「たけや」さんで購入したてぬぐい

買った後すぐにお祭りがあったので、濡らして肩に掛け、首周りを冷やすために使いました。とても冷たくて気持ちいい! すぐに乾いてしまうので、水道を見つけてまた濡らして使いました。

 

いまのところ、さらしはキッチンで大活躍。汚れが気になったら漂白してすっきりきれいになるので、台布巾と食器拭きなどを兼ねてしまっています。普段はじゃぶじゃぶと水洗いして干しておくだけです。

 

てぬぐいは、キッチンとトイレと洗面台の手拭き&私と次男のお風呂上がりの体拭きになっています。まだてぬぐいブームに巻き込めていない夫と長男は、お風呂上りにタオルを使っていますが、気に入ったやり方をすればいいかな、と。さすがに冬はてぬぐいだと寒いような気がしており、タオルに戻るかもしれません。

 

ひとまず、ティッシュやキッチンペーパーの使用が減り、洗濯の手間(臭くなったらもう一度洗うなど……)が減ると思うので嬉しい。

 

 

冒頭の写真にある「酔い猫」は、次男が気に入って買った注染手ぬぐい(注染とは、染め方の種類で、ちょっと高級)。みかんのようなゆずのような模様は私のセレクト。真っ白なのはさらしです。